NISSAN Taiwan

データ統合による高度なマーケティングで開封率平均40%以上を達成

近年、NISSAN Taiwan(裕隆日產)は積極的にデジタル変革を進めており、デジタルセールスブランドアンバサダーによるオンラインコンサルティングや公式サイト上での試乗予約サポートなどを通じて販売台数を持続的に伸ばしています。さらに、より迅速で便利なサービスの提供を目的としたLINE公式アカウントの運用もスタート。友だち登録している40万以上のユーザーに対し、ブランドバリューや最新の情報、商品の特徴、車所有者向けの特典などを定期的に発信しています。現在、NISSAN TaiwanのLINE公式アカウントへの月間新規友だち登録数は1,000人を超え、メッセージ開封率の平均は40%に達しています。

LINEの即効性・相互性を活かし、主動的に友だちの新車購入に対するニーズを把握

LINE上のコミュニケーションベネフィットを拡大し、長期的な顧客関係の構築を目指す

NISSAN Taiwanは、LINEを単なるニュースや広告を発信するためのプラットフォームとしてではなく、友だちとのより綿密でリアルタイムなコミュニケーションを実現するためのツールとして活用しています。クレッシェンドラボの強みである「データの容易な連携」「高度なユーザーデータの追跡」「多様なマーケティングモジュール」という3つの利点に魅力を感じたというNISSAN Taiwan。コンバージョン率の向上を期待しつつ、新型車の発売やモデル改良に合わせたLINEマーケティング活動を行っています。

消費者の車の購入意向を正確に把握するためのデータ戦略を実施中

新車の購入においては、ほとんどの消費者が情報収集や価格比較、試乗などを行い、比較的長い検討期間を経て購入を決定します。NISSAN Taiwanは、LINE公式アカウント上で各ステージにいる顧客との対話をデータとして収集。購入への意欲を正確に把握し、顧客に合わせたマーケティングの実施を目指しています。

「クレッシェンドラボのツールを導入してから、タグ付けとレベル分けの2つの機能のおかげで友だちへの理解がより一層深まりました。キャンペーンのターゲットを選ぶ際も、最初の段階でセグメントが効果的に行えるため大変助かっています。MAACの導入前は一括送信のみしか行えませんでしたが、導入後はコミュニケーションがより正確かつ効果的に行えるようになり、その効果が開封率やクリック率にも表れています。セグメントの精度が高い時は、開封率が50〜60%に達することもあります。」

NISSAN Taiwan デジタルマーケティング科長 | 林佳樺

SurveyCakeのアンケートでユーザーデータを収集し、潜在的な車の購入者を検出

NISSAN Taiwanは、顧客への理解をより深めるために、ショールームにLINE公式アカウントへの誘導リンクを設置し、アカウント登録者へ満足度調査を実施しています。また、リッチメニュー上で「試乗予約」のボタンを長期間にわたって露出させることでLINEユーザーを試乗予約へと誘い出したりなど、オンラインとオフラインをうまく結びつけています。

SurveyCakeのアンケート機能はクレッシェンドラボのマーケティングオートメーションMAACと連携しており、顧客の回答データをLINE経由で即座に収集することができます。興味を持っている車種や居住地、試乗形式などに回答するとタグが自動的に付与され、友だちのデータとして同期されるため、リターゲティングに活用することができます。

NISSAN Taiwanのマーケティングチームは、データ統合が自動化されたことにより、作業時間の大幅な削減を実現。さらに、効率的なデータ収集や正確な消費者のニーズ把握、さらにブランドのサービス向上を実現しました。NISSAN Taiwan デジタルマーケティングチームは「SurveyCakeのアンケートを使えば、お客様が興味を持つ車を把握することができます。車種などの具体的な回答があれば、該当する車種の購入特典に関する情報などを送信することも可能です。」と語っています。

NISSAN Taiwanは、2022年にショールームからLINE公式アカウントへ10,500人以上の友だちを新たに誘導し、同時に「試乗予約」のアンケート経由で当初の予想を上回る訪問数5,000以上を達成。誘導リンクを通じて多くの友だちを獲得しただけでなく、SurveyCakeのアンケートを活用してオンラインとオフラインのデータ統合を達成。また、リッチメニューに「近くのショールームを探す」機能を組み込むことで顧客を効果的に市場へ誘い込むことにも成功しています。さらに、メッセージ記録をラベリングしてNISSAN CDPに取り込むことで、より高度なマーケティングの基盤を築いています。

10,500

誘導リンクから新たに獲得した友だちの数

60%

ショールームの満足度アンケート回答率

ターゲティングを通じてコニュニケーションを取りながら、3ステップのキャンペーン施策で新車の販売を促進

NISSAN Taiwanのマーケティングチームは、2022年にリニューアルされた車種「KICKS」のプロモーションとして、3ステップのキャンペーンを実施。より高い関心を持つ顧客を段階的に取り込む事に成功しました。

2022年10月上旬、NISSAN Taiwanの主力車種であり、台湾で最も売れているCUV車でもあるKICKSがリニューアル販売されました。まずは1つめのプロモーション施策として、LINEで先行して広告を配信し、友だちを公式ウェブサイトへと誘導しました。その2週間後、2つめの施策として"KICKSの改良点"を題材にしたLINEポイントがもらえるクイズキャンペーンを行い、さらに店舗で試乗予約を完了すると抽選1,000ポイントがもらえるイベントも同時に実施。その結果、約40組のユーザーが参加し、参加者の多くがセールス担当とのやりとりを経て実店舗へ足を運ぶ結果となりました。

11月初めには、3つ目の施策として、前回までの施策で反応の良かった友だちと、「KICKSに興味がある」というタグがついた友だちへ向けて特典情報をLINEで配信し、最終的に注文を獲得しました。NISSAN Taiwanのマーケティングチームは「この一連のプロモーションに参加した人々に対してラベルを付け、その後オフラインの顧客リストと照合した結果、注文が発生していたことがわかりました。このプロモーションは即効性があるとは言えないのですが、広く拡散され、多くのエンゲージメントに繋がり、予想以上の注文があったことから、非常に成功したマーケティング事例だと思います」と語っています。

NISSAN Taiwanは、今後発売される各e-POWER車種のプロモーションでも、今回のようにLINEでのコニュニケーションを通じた販売拡大を期待しています。

クレッシェンドラボのインターフェースは理解しやすく、操作も簡単です。アップデートの多いLINE公式アカウントですが、クレッシェンド・ラボもそれに合わせてアップデートを行ってくれるため、常に最新の機能を使用することができています。また、MAACはターゲットを正確に捉えるのに非常に役立っており、私たちの主なニーズであるターゲットマーケティングを行うために必要不可欠なツールです。また、タグに関しても私たちは重視していますが、MAACのタグ機能はかなり優れており、おすすめです。